殤浪@サンファンドットコム

【Attention!】こちらはBL要素・18禁の内容を含みます。どうぞご注意下さい。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 のキャラクターのカップリング推しの管理人、律による、腐向け二次創作記事中心のブログとなってます。

ネクロ回想

このソシャゲ、普段はイヤホン差しっぱなしのタブレットで動いてるので、基本無音で遊んでいる。立ち上げのたびに寒冷化した凍京を見て、懐かしく思うのがニーアレプリカントの冒頭。女声の讃美歌っぽいテーマ曲がいつも頭を流れてしまう。

いや、原作も未読で、ネクロはまだ本編4章までしか進めてないのだけど。スタート時の第一印象が、雪降り積もる凍都、そこに蔓延るリビングデッド。幼い少女と彼女を守る青年。てことで、すごくシリアスな内容なのかなと思ってたわけですよ。レプリカントにとっての「マモノ」みたいに、リビングデッドの脅威に怯えているもっと悲観的な世界で、両親をリビングデッドに殺された主人公はリビングデッドを憎んでて、物語が進むと大切なひとがリビングデッドにされて操られて、泣きながらそれを倒すみたいな定番のシリアスさを想像、してたんですが。

……案外とネクロのみんな、明るくてたくましいよね。特にやっぱり女の子勢、ヤンデレの子もいるが武器とって戦うだけあってタフなのばかり。らび所長は正義の為でも社会の為でもなくて、借金返済目的でリビングデッド討伐しているし、一巴くんもまぁ、吉原育ちで無自覚の女たらしで、雇われたから美少女達と一緒にがんばるー、みたいな軽さがある。

だよねー、エロゲはやっぱり陽の世界じゃないと。主人公とヒロインが一対一なら陰の世界もありありだと思うけど、ハーレム系は特に突き抜けた陽がないとね。使命に気を取られて複数エロスどころじゃないだろう、てツッコミがはいっちゃう。

なのでメインで出てくる人たちはこのくらい軽い感じでなきゃいけないのかもしれないと納得。

 

納得してないといえば、浪さんの回想。あれを書いたひとは西幽玹歌をちゃんと観ていないに違いない。他の楽器ならいざ知らず、浪さんが聆牙以外の琵琶を理由なしに弾くわけがない。あれはただの楽器じゃないんだから。軽率に地雷を踏まされた。あの回想は、浪さんの命が芽生えて、お腹の中にいる時からそばにいた(と思ってる)聆牙の価値に対して失礼だという怒りしかない。

まぁいいですけどね(怒)わかっていないひとが何を書いたところで、所詮よそのコラボだしパラレルワールドだし。それを補ってあまりあるほどに、浪さんの表情差分がめちゃくちゃ死ぬほど可愛いから。ということでシナリオ書いたひとには心の中で盛大な悪態をつきつつ、回想はしっかり二周した。

 

まぁでも、お前達はフィクションの中で生きてる人形なんだよって、アイデンティティ全部否定されるよりはマシか。寛容な殤さんはそれはそれで、と本編通り受け止めるだろうし、浪さんも、なんかよくわかんないけど別に俺は歌えればそれでいいし、となるんだろうが。

人脈を築いてひとを操るのが大好きで生き甲斐な凜さんが、己が実は操られている虚構に過ぎないと知って、絶望しないのが不思議。いちばんそういうのに対して、ヒステリックになって地団駄踏みそうなのに。

己の意志も欲も愉しみも、全部他人の手の平の上で転がされていたものだと知った時の凜さんの反応も見たかったですが。それ全部、今まで凜さんが被害者に対してやって来たことだからね。

ま、パラレルワールドですから。そういうのはあくまで想像するしかないんだろうな。

 

殤浪さん達inネクロの妄想も、しなくはないのだけど。あまりにも遠すぎて見えたモノを形にするのが難しい。イベント終わって振り返ってからかな。