殤殤と浪浪の寝室には、屏風があった。 紅梅の描かれたそれを並べたのは家主と殤殤で。その時に、竹は殤浪、梅も殤浪、と呪文のように家主が唱えていたのを殤殤は思い出す。 四君子といって、蘭、竹、菊、梅の四種を、その高潔な資質から草木の中の君子と讃…
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