殤浪@サンファンドットコム

【Attention!】こちらはBL要素・18禁の内容を含みます。どうぞご注意下さい。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 のキャラクターのカップリング推しの管理人、律による、腐向け二次創作記事中心のブログとなってます。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月の裁縫進捗状況

気がつけばあっという間に五月も終盤で、来月には予定通りならばねんどろの浪さんをお迎えできる日が来る。 殤さんと浪さんの服を作りたいと一念発起して、一月から始めたお裁縫。まだあと五か月もあるーなんてちょっと余裕でいた頃が懐かしい。ほんとに、五…

白い鶯

西幽玹歌で、お前はわたしの鶯だ、と宣言された浪さんですが。どうもウグイスといえばウグイス色、くすんだ灰のような緑がかった茶色のような、見た目じじくさく、ぱっとしないイメージの鳥であり。オレンジ髪で真っ白な服を着ている浪さんの容姿と比較する…

人生なにが吉と出るか

西幽玹歌の発売延期からこっち、ずっと楽しみに待ち続けた約ひと月。 普段アニメ等のDVDを買うことはないので、どこで予約をしようかと迷い、結局アニメイトさんで頼んでいたのだけれど。 発売日の前々日になっても、前日になっても、ましてや当日になっても…

こんなにわくわくする課金があろうか

先日、YouTubeの霹靂さんのチャンネルで、有料メンバー会員の募集があり。それを見つけてすぐ迷わずに課金をした。 だって、霹靂社さんにお布施をしたくとも今までは台湾から出ているグッズを買うぐらいしかできなかったし。霹靂のファンクラブは日本からの…

ひとりよりふたりで

泣いていた少女の震えが、次第におさまっていったのを見て、少しは落ち着いたのかと安堵する。ポケットのチーフを取り出して目元を拭いてやれば、浪はまたごめんなさい、と繰り返した。綺麗な緑の眼のふちがすっかり赤くなっている。 きちんと反省している人…

ただひとり愛するひとと

「……殤、先生、」 驚き過ぎて体が動かなかった。座ったまま、声の主が近づいてくるのを浪は呆然と待つ。 「隣、いいか。」 今日の殤は、いつものジャージ姿ではなくきちんとした三つ揃えのスーツを着て、ポケットにチーフを入れていた。ぼさぼさの髪も後頭部…

踊るときはわたしがえらぶ

「さすがは浪だ。あいつら、お前さんをこてんぱんにしたかったらしいが、はしごを外されておろおろしていたぜ。かえって痛快だったな。」 バイオリンケースに収めたままの聆牙が得意げに言う。 浪の答えはない。もともとコンクールに出る気も、売られた喧嘩…

踊るときはわたしが

威勢のいいことだ、と教師用の席から殤は、他の生徒達と同様に生徒会長のほうを見つめていた。 ステージの上では審査員長がマイクを握り、慌てた素振りで呼びかける。 「これは厳正な審査の結果である。君はいったい何を言いだすのだ。」 「なにが厳正なもの…

踊るときは

音楽コンクールも全ての演目が終了し、いよいよ結果発表を待つばかりとなった。ステージ上には審査員達が集まり、それぞれ審査用のタブレットを持って小声で議論を交わしている。透明性を保つために、最後の審査は壇上で行う決まりになっているのだが、ここ…

あなたに捧げるうた

客席で聞いているだろうそのひとに、届けと思いを込めて歌われる歌の、語尾に矢羽が生えたるごとし。浪のソプラノ音域の声は、この世のものとは思えない水鏡の透明度をもちながらも、その言の葉のまとう音の粒はひとつひとつくっきりと明らかな輪郭で、向か…

ティザー

TBFPツイや東離公式Facebookをのぞいたら、東離三期のティザーPVが公開されていて、え、今って何月だっけ、とびっくりして思わずカレンダーを見てしまった。霹靂さんのニュースでは今年秋に放映、となっていて、秋っていうとだいたい十月頃をイメージしてい…

挽歌

持ち時間はひとり5分まで。一曲を丸々弾いてもいいし、その枠に収まるようアレンジしても、自作曲でもいい。楽器もなんでもよく、ピアノ、パーカッション、ハープのように大型のものも可能だ。楽器が出来ない者は、ステージにあるマイクを使って歌を歌うこ…

音楽コンクール

学園内のあちこちから楽器の音色がいくつも聞こえる。屋上や庭、休憩スペースなどで、学生達が練習に励んでいる。 「そろそろコンクールの時期だな。エントリーするのか? 」 手にしていたバイオリンの言葉に、浪は首を振った。 「競い合いは懲り懲りだ。わ…

ヒロイン登場

捻じ曲げてしまったところは全て正す。バイオリンにそう語った通り、浪は親と理事長に頼み込み、殤を管弦楽部の顧問から剣道部の顧問へと戻した。突然の決定に殤は戸惑ったが、振り回された怒りよりも、元に戻った安堵感のほうが強かった。クラス担任は相変…

令嬢の反省

先日の、悪役令嬢に転生してしまった浪さんの妄想の続きをだらだらと。 バイオリンケースを片手に、浪は人の来ない非常階段に座って、埃っぽい壁をぼんやりと眺めていた。 出してくれ、というようにケースが震えた。鍵を開けてやると、人がいないのを幸いに…

特典内容が

西幽玹歌の円盤の、各社の特典内容、全容がようやく全て明らかになった。ニトストで太歳さんの色紙、アニプレックスでミニビジュアルブックがつくほかは、見事なまでに白浪さん祭り。アニメイトさんの缶バッジ2個セットが、木偶様の白浪さんと太歳さんだとい…

母の日

五月十日は母の日。東離の公式Facebookには、浪さんのお母さん咒旬瘖をマリア様に、浪さんをイエスに見立てた聖母子のコラ画が上がっていた。 一見、微笑ましいコラ画なのだけど、お母さん持ってるのはそれ哺乳瓶? てとこで、もしかしたら浪さんは咒旬瘖の…

実現したならば

先日このはてなブログから、ブログを初めて半年経ちましたよ、というメッセージがやってきて、月日が経つのが早くてびっくりしている。 去年の十月の終わり、西幽玹歌の封切り後ぐらいから殤浪を語る場、自分のための足湯として作ったこのぬくい泥沼。なんだ…

補完あれこれ

本当ならば浪さんの二月の二十二日の誕生日にupするはずだったpixivのお話が、どうにも短くまとまらずに気がつけば三月末近くの完成となり、それでも終わらずに入れようかどうか迷って削った景色がいくつかあって、ようやくそのひとつを大雑把に足すことがで…

とある望月の補完その四

殤としては、先ほどの釣り人に見られたように、誰に見物されようが構わないのだが。それで浪が集中できないならば可哀相だと思う情はある。 静止を叫ぶわりに、その敏感な体内はいつも以上に殤の竿に反応を返し、引き込もうとうねっているのだとしても。慣れ…

とある望月の補完その三

「どうした? 」 浪の異変に気付いた殤が、あたりを素早く見渡す。が、川原と藪の広がるその先に人影はない。 「……背後に非ず。」 川のせせらぎでかき消されてはいるが、確かに近づいてくる、音と気配。ぎぃ、と軋むわずかな音を聞きつけた浪がはっと見た先…

とある望月の補完その二

四日の記事の続き。pixivの望月の補完。本編まだの方は本編からをお薦めします。 即席の天幕の内側でごそごそと着替えている浪を横目に、その辺にあった岩に衣類をかけ、髪飾りを外し、ついでに拙劍も岩陰に隠して、殤は腰に巻きつけた布一枚の姿になった。…

とある望月の補完

pixiv投稿の「望月~」の補完小話その一。時期的には、睦っちゃんと聆牙の腹の探り合いの直前ぐらい。未読の方は先に本編をどうぞ。 汗ばむような陽気だった。 その身にひとに話せぬ秘密を宿す浪は、気温が上がり周りが玉葱を剥くように一枚一枚薄衣になって…

四月のお裁縫進捗状況

三月と同様、四月もお裁縫時間がとれなくて、連休になってようやく続きに着手できたので記録を保存。 ねんどろの浪さんはどうだかわからないけど、うちの浪浪さんにラベンダー色で服を縫ったら、壊滅的に似合わなかった。柄はともかく、色ははっきりした原色…

情熱と革新と

先月末から怒涛のような霹靂社さんの新情報で、今になってようやく、ひととおり把握ができた。霹靂大會の映像は、あれはアイディアを出したひと、めちゃくちゃすごいなと思って観ていた。大々的に社員さんやプレス、来賓を集めた会社説明会や株主総会、報告…