補完あれこれ

本当ならば浪さんの二月の二十二日の誕生日にupするはずだったpixivのお話が、どうにも短くまとまらずに気がつけば三月末近くの完成となり、それでも終わらずに入れようかどうか迷って削った景色がいくつかあって、ようやくそのひとつを大雑把に足すことができた。

まあ削った景色というのは、ほとんどが濡れ場だったりするのですが。あんまりそればかりになってもな、と。たとえば霹靂異數のように長い長い物語だったら、いくつもいくつも詰め込めるのだろうけれど。

やっぱり、赤猫のように番外編で足すか、ここで足していくくらいが、ちょうどいいかもしれないなと思った次第。あとひとつは、あそこに入るやつはざっくりと描かないとな。

（……やっぱり青空の下か。川床だろうが草やぶの中だろうが、浪さんにとっては相手が殤さんであるだけで、至上の褥なのだろうが。）

霹靂異數といえば、声優さんの交代バージョンがYouTubeで配信され始めたので視聴。今後も二話ずつ公開されるとのことで、日本語字幕がついてはいないけれど、一回ネトフリで日本語字幕版を見ているから、話の内容がなんとなくはわかる。変わらずに面白い。

冒頭しか聞けなかったけど、素素様は、新しい方のがイメージに合った。別の動画で見たけど一頁書様も声がより高くなっていい感じ。このお方は誰よりも突き抜けて高くないと、らしくないなと思う。他の方々も、元の声に演技で似せようとされてるので、そんなに違和感はなかったんだけど。キロリンさんだけは前の方のが好きだった。前の方のが、安原義人さんみたいな軽快さがあったなぁ、と。演技達者に聞こえるのは、やっぱり以前の皆さまなのかな。

でも、それでこの作品の魅力を損なうことはひとつもないので、やっぱり異數の物語は面白いのだと思う。毎週の配信が楽しみになった。

五月に入って早一週間、あと二十日我慢したら西幽玹歌。指折り数えて待つ間の慰めにしよう。