殤浪@サンファンドットコム

【Attention!】こちらはBL要素・18禁の内容を含みます。どうぞご注意下さい。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 のキャラクターのカップリング推しの管理人、律による、腐向け二次創作記事中心のブログとなってます。

殤浪の細かいけどここが好き選手権

殤浪のここが好き、を語らせたら、ほぼ毎日語れるくらいのボリュームで、それこそこんなブログを作ってしまうくらいに残念なひとであるわたしが、殤浪の細かいところだけれどもここがめちゃ好きっていうのを一人選手権する話題、っていう意味のタイトル。

なが、うざ、な。でも気にしない好きだから。

アクリルスタンドとアクリルフィギュア、十五日までに支払えば確実に購入できるというので、殤浪セットを買ってしまった。今まで沼にハマったジャンルではその手のグッズを購入した経験がないので、そこまで心を動かされるサンファンは本当にすごいし、ひとさまにもぜひ勧めたい観て欲しいって思う。

で、このアクリルスタンドの絵柄が使われていたサンファン三周年記念壁紙、あまりにも短い期間の配布で、なんで三周年の一年間ずっと配布しないのこれ、公式、ちゃんと対外アピールと布教する気あるの? と半ば憤った壁紙があるのだけれど。その絵柄のここが好きポイント。

殤さんが前に、そのすぐ背後に浪さんがいて、浪さんの夕陽の色の三つ編みが、殤さんの黒い髪と交差して、重なってみえるところがすごく、官能的でいいんだ。長い髪のキャラが、ふたりで閨を過ごす時。お互いの髪が二色並んで交わるのが視覚的にたまらない。昔の演歌の歌詞にもあるけど、髪の先までもが愛しあっているようで。オレンジと黒って、なんでこんな親和性高いんだろう。

だから三周年記念壁紙を眺めるたびに、そこばかり目がいってしまう。あまりにいろんなエロ妄想を誘ってくるのでPCの壁紙には設定できず、結果としてうちのPCの壁紙は倦收天さんが中央にどんとおいでになる。霹靂ご本家の推しは不動で最光陰さんなんだけど、こちらもひたすら見入ってしまって作業にならないのでナンバー3の方がいる、という。おかげで金色のお姿が神々しくて、拝むたびに不思議と元気が出る。仏像に金箔を貼ろうと考えた古のひとの気持ちが、なんだかわかるような気がする。

 

そういえば演歌の歌詞、ってどこか、殤浪に重ね合わせてしまう部分が多いかな。浪さんが一途で健気な分、余計にそう感じてしまう。旅立っていった男を無事であれと思う歌。置いてきた相手を慕って、みれんが募る歌。シンプルな歌詞に、感情がぎゅっと詰まっている。

みちのくひとり旅」という昔の歌。黙って、ではないけど、置いて来た相手への情が濃く、深い歌。鬼歿之地ひとり旅しながら、殤浪の殤さんがこんなことを考えていたらいいなって。まぁ浪さんは、黙って置いて行かれるより、ついて行きますどこまでも、って行動的なタイプだったが。

「契り」というのもいい。一番の歌詞が特に、一期の殤さんが桟橋で浪さんを思い出しているように聞こえてしまう。波の音に思い出す歌声。緑の瞳のみずみずしさ、紅のあでやかな衣装。浪さんの心根の清らかな白さ。自らは東離に逃れたにも関わらず再び不穏な嵐に飲み込まれて行く気配がするが、浪さんには西幽で静かに暮らして欲しいと願う。

演歌の歌詞を眺めていると、ほんとにどれもこれも殤浪にあてはめたくなって困ってしまう。お互いの領分を不可侵で、程よい距離感で付き合う、とか、理性的な大人の付き合い、とか、互いの恋愛の駆け引き、綱引き、とか。そういうのが現代の恋愛もののスタンダードなんだろうな、と思いつつも。でも性癖なのはそんなドライな関係なんじゃないんだな。時には心と心をぶつけ合って喧嘩して、でも肝心な時は互いに助け合って、自分の命を相手の命に代えてもいいと思っているような(まるで二期殤←浪)、ひとの哀しみや悔しさ、痛みを、自分の痛みのように思いやれるような(まるで西幽玹歌殤→浪)そんな無鉄砲で衝動的で馬鹿げていて、濃厚で情動的な関係が好き。冷静な理性よりも熱い情で動くほうが、結果はともあれ、納得できていい。