殤浪@サンファンドットコム

【Attention!】こちらはBL要素・18禁の内容を含みます。どうぞご注意下さい。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 のキャラクターのカップリング推しの管理人、律による、腐向け二次創作記事中心のブログとなってます。

東離で初泣き

4/3からスタートした、待望の東離三期。冒頭、オープニング曲がないのかなー、なんて思っていたら、いきなり、いきなり。うわぁ、ご本家っぽい!となった。

ご本家様だと、大切なひとのお墓の前で、まるで生きてる相手に話すように語らったり、お酒を飲んだりするシーンってよくあって。そういう長口上のしんみりしたシーンが大好きなんだけれども。いつかサンファンでもそういうしみじみとした心情を描くシーンが出てくるといいなと思ってはいたのだけど、まさかまさかの三期一話冒頭とは。

ご本家様で泣いたシーンは数知れず、でも東離本編で泣いたことは一度もなかったのに、三期にして初めて泣かされた。きっと三期から初めて観た視聴者さんは、「誰の墓? 」ってまず思うだろうし、誰だかわからなくとも、お墓の前で語らうくらいだからさぞ生前は親密だったんだろうと想像するだろうな。実際、うん、実際の愛憎劇はかなり複雑な様相なんですけどね。

でも凜さん、近頃悪党減ってつまんないみたいなこと仰ってましたが、二期直後ですよね。狂狷さんでけっこう遊べたし、婁震戒さんとも存分に戦えましたよね。それでも無生さんと遊んでた頃のほうが良かったですか懐かしいですか、って、余裕だな。

無生さんと遊んだ三年間と、それに続く追いかけられた一年間が、いかに楽しかったか。それは狂狷さんや魔剣七殺天凌ですら埋められないし、助けられて悔し気に「余計なことを……!」とかほざかない捲ちゃんでは興ざめなんだという。破れ鍋に綴じ蓋というけれど、矜持を盗んで楽しむのにはそもそも、盗めるだけの高い矜持を持っている人間じゃないと相手にならないので、成功例である無生さんは希少で大切な存在だったんだろうな。ていうのをあらためて感じさせた良いシーンだった。凜殺は相愛相殺、本当に深いなぁ。

あと、物語を前の劇集から引き継いでいる時、完全に観ている知っている前提でスタートするのもご本家的。それでもさすがにまったく説明しないのも日本の作品では不親切だと思ったのか。洞窟に入る前のセリフや、姐さんのリフォーム云々がどうしても状況説明ばかりになるのは仕方がないんだろうな。長回しの台詞が続くと、やっぱり大原さんもビョンホンも明夫さんも抑揚表現が上手だなーと。逆に言えば上手なひとでないと、きっと間が難しい。

殤さんはといえば、表情や仕草、口調やら、殤不患ではなく啖劍太歳モードだこりゃ、と思っていた。だから凜さんは若干戸惑っているようだったし、慣れている浪さんは息をするように手足になって働いているし、巫女として彼の唯一神である太歳神の一挙手一投足から目を離さない。

浪さんは相変わらず働き者の美人嫁ぶりだったけど、さっそく虚淵さんに苛められ、二期でさんざん活躍した、メイン武器である琵琶による遠距離攻撃を封じられてしまった。ネクロでは琵琶は鈍器扱いですけど、なんせ射程が短いからな。これはなにか今後へ向けて伏線がありそう。

 

そういえば、MXもBS日テレも、次回予告がつかなかった。MX見終えて、あれ、今回はエンディング曲もなければ予告もないんだーと思ってバンダイチャンネルの配信を見に行ったら、バンダイチャンネルのみ一期と同じナレーション付きの次回予告が流れていて、ああ初回から事故ってしまって勿体ないとなった。なんだろう、放送映像渡す時に予告なしのを渡してしまったんだろうか。それともCMの長さの関係で削らざるを得なかったのか。ナレーション付き予告は一期にあって二期はサイレントで、復活して欲しいって声もあったから、三期は復活して嬉しいひとも沢山いただろうにその人達に届かなかったら残念。次回は異世界迷子祭りになるみたい。