優しきこと鳩のごとし
四月から始まった東離三期も六月の最終土曜で終わってしまい、手持ち無沙汰感の強い七月初めの土曜日。どうにも穴が空いたようになってしまった。
「忙しく手を動かしていると元気が出てくるものよ。」とローラの母さんも言っているので、ここはやっぱり手を動かすべくローラと母さんのようにお裁縫仕事。
昨年の夏は熱中症にやられ、ほぼひと夏の休日をぼんやりと寝て過ごす羽目になったので、今年は本格的に暑くなる前にやりたいことはやっておかねばならない。梅雨のじめじめは不快なものの、梅雨寒で空気がひやっとしているのはエアコンいらずで有難い。
生地を買ったきり一年寝かせてしまっていた浴衣を縫った。洋服を縫い始めてわかる和服のシンプルな工程のありがたみ。直線縫いだけでなんとかなる素晴らしさ。浴衣は何着でも縫いたい。
夏祭り。花火大会を見に来たイメージ。
背景は箱庭技研さん。草履はエリーちゃんの。殤さんは足が大きいのでかろうじてつっかけ。
浪さんは花柄派手かなと思っていたら、思ったより地味に。髪色が華やかなので、濃い色の柄を持ってきても良く似合う。むしろおとなしめの柄だとバランスが悪いかも。
殤さんは地味柄にしたら、やっぱり地味。アースカラーよりも白地に藍色なんかの爽やかな浴衣のほうが似合いそう。
今年の夏もまだコロナの影響で、地元のお祭りも花火大会の予定も出ていないので、せめて殤浪ちゃん達にはたくさん浴衣デートしてもらおう。