殤浪@サンファンドットコム

【Attention!】こちらはBL要素・18禁の内容を含みます。どうぞご注意下さい。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 のキャラクターのカップリング推しの管理人、律による、腐向け二次創作記事中心のブログとなってます。

年の差夫婦

羨ましいのは、好きなコンテンツで、好きなCP語りをTwitterで呟いているひと。なにが羨ましいかって、140文字でスマートにまとめられる文章力が羨ましい。妄想力はあっても文章力皆無なわたし的には、言いたいことをわかりやすく簡潔に述べよっていう作法が、極めて苦手で。たった140文字の不自由さの中に自由を見出せるひとの、柔軟さと頭の良さ、そういうものを羨む。長い文章のどこを推敲して削ろうか、磨きあげて美しいものにしようか、そんなことができない、やる気が出ないあたり、向いていないのだろうな。

外伝第二段の発表時に、外伝は二期の十年前という情報があったので、殤浪の出会いから二期まで十年だと単純に思っていたらそうではなかったらしい。
西幽玹歌冒頭から二期まで十年、ということなのだろうか。正式な年数の経過が発表されない分、またいろいろ考えられて楽しい。

冒頭の声変わりを迎える浪さん。昔のひとは今よりも大人びてる印象があるので、日本でいうとだいたい元服を迎える12歳ぐらいがいい。成人になるのにはどこの民族でも試練儀式がつきもの。
そこから酒楼が大きくなって、衙門に摘発されるまであんまり年月が経ち過ぎるのもおかしい。ご禁制の阿片酒を扱って市井でも評判になってるのに、放っておきっぱなしでは衙門の情報収集力が無能ということになる。せいぜい野放しに出来て数年じゃないだろうか。浪さんの睦っちゃんへの初々しい態度や、狂狷さんに散々つつかれて、ひとつも抵抗できなかったのも、皇女の加護(籠)から抜け出せなかったのも、大人びて見えてもまだ幼げの抜けない証。16歳ってところ。睦っちゃんは分別がしっかりしてるので浪さんよりお姉さん。18~20歳くらい。
一期でだいたい三十代半ばだと言われていた殤さんは、十年前は二十代半ば。若い、というキーワードと、今よりもぎらぎらした服装と、戦闘時の力任せな容赦のなさを考えると24歳くらいでは。あ、でもそれだと計算が合わないのか。28歳にしないと。
一期から二期の間は現実的時間は二年でも、生死一劍を挟んでも長くとも三か月ぐらいかな、と思ってて。いくら玄鬼宗の残党が手間取ってても、殤さんを見つけ出すのに年単位はかからないと思う。丹翡ちゃんの紹介状を持ってるなら場所も教わっただろうし、殤さんはそう迷わずに仙鎮城へ向かって旅立ったはず。
だから私見だと、西幽玹歌で浪さんが16歳の時、殤さん28歳。一期で殤さん34歳、二期で浪さん22歳の、殤さんが34歳。二期の浪さんは、二月二十二日が誕生日の、22歳っていうね。可愛いかんじがいい。

そうすると、殤さんと浪さんが西幽で一緒に過ごしたのは約五年間。あの、照れくさそうに礼を言って笑って、よろしくな、浪巫謠って言ったところから、長年連れ添った夫婦感が出るまで五年。

一回り歳違い、ってけっこう社会的な年齢差としては大きい。儒教だったら長幼の序というのがあるから、年上の相手に対してはもっと腰が低くていいのに。浪さんは出て来た時から殤さんと、まるで数歳違いみたいな態度だった。現実とはまた違うけど、12歳も年上の相手をタメ呼びしたりダメ出し出来たりする関係なんて、夫婦以外に思いつかないよ。年下の健気嫁に振り回されまくる殤さん、でも嫁の危機にはちゃんと駆け付ける殤さん。あれ、二期は一体何を見せられていたんだろう。