パロディ

サンファンのトランプを買ってから、何度もスペードのエースの殤さんとハートのエースの浪さんを取り出して見返しては、にまにまとしている残念なひとがここにいるのだけれど。それと同じように、見返しては楽しんでいる、トランプの絵柄になって初めて心惹かれ始めた木偶さまがいる。それが、仙鎮城の祐清さん。こんなに好みだったんだ、って正直びっくりした。でも、相方の碧樞さんの印象は放映中とあまり変わらなかったかな。このおふたりが既に退場されてるのは、返す返すも残念。

古い時代劇スキーの眼でみると、仙鎮城のふたりって、どうしてもあおい輝彦が演じていた助さん→碧樞と、伊吹吾郎の格さん→祐清、を思い出してしまって。伯陽候は西村晃演じるご老公さま。この三人と、偽殤不患氏みたいなお顔の八兵衛さんとで、仙鎮城周りの世直しをしてるパロディがあってもきっと面白かったんだろうな。相当、元のみなさんのキャラを改変しないと難しいだろうけれども。でも、「こちらにおわすお方をどなたと心得る。惧れ多くも当代の仙鎮城の城主、伯陽候にあらせられるぞ」「伯陽候の御前である、頭が高い、控えおろう」って台詞があっても違和感ないな。いや、いくら名門の護印師とはいえ皇族や貴族って設定はなし、そんなに偉くもないか。とはいえこの妄想、楽しい。

他のキャラで、パロディ、なら。

アドバイス上手の殤さんには「浮浪雲」の、雲さんをやって欲しいかな。おねえちゃん好きってところは違うにしても、飄々として自由な部分が、目録を処分できた殤さんの余生ってこんな風かも、と。

凜さんは、うーん、独特過ぎて思い当たる節が浮かばない。盗賊っていったって、盗むものが特殊だし。むしろ凜さんは凜さんのまんまで、いろんな物語に介入したほうが面白そう。

凜殺現パロネタだったらあらすじだけ考えているのはあるけど、殤浪好きさんに需要あるんだろうか。

浪さん。吸血鬼ハンターD、一択。コミュ障ではないけれど基本的に口数少なく、めったに笑うことがないけれど、物語の最後の最後でそっと笑みを見せたりする美青年。左手の小うるさい人面疽はそのまま聆牙でいける。人面疽が何か余計なことを言うと、ぎゅうっと手を握ってお仕置きになるのもそっくり。その印象があったから、最初は浪さんって魔族と人間のハーフなのかもと思ったんだよな。

殤浪セットだと、FSSパロでも設定作ったように、放浪騎士とそのファティマ。ブラフォードと京とか、カイエンとアウクソーとか、そのあたりのイメージ。

西幽での四人パーティーは、そのまま中華ファンタジー風RPGで行ける。4人からだんだん仲間が増えていって(108人ぐらい)、なぜだかそこに東離勢のキャラも混ざってる。拠点が出来て、凜さんは釣りゲームとかして、浪さんはステージで歌ったりして。殤さんは料理勝負でチャーハンつくっているといい。カミューとマイクロトフは仙鎮城コンビで。

いつしか城が出来て、最後は朝廷を倒す。のだけど、殤さん、皇帝にはなれないって言って、浪さんと一緒にこっそり出奔。うーん幻想水滸伝。浪さんは途中で亡くなるんだけど、108人揃ってたら生き返るんだ。

Pixivでも素敵にシリアスな殤浪の幻水パロあるけど、こういうコメディ交じりの西幽水滸伝も見てみたい。