シームレスにつながる

冬コミでニトロプラスが出展する新作グッズの中に、西幽玹歌のものもあるという。そろそろ一か月前になるし、年末の予定を早めに立てたいから、詳細来てくれと叫びたい。欲しいものがあれば人混みの中でも行くし、そうでなければ大人しくお留守番するし、もう、早く早く。

グッズといえば、サンファンのグッズはやっぱり台湾で出している方が興味をひかれるモノが多くて、先日YACHIAさんで買ったトランプのクオリティの高さを見ても、他のグッズもいいなと眺めて迷っている。問題は置く場所飾る場所。ねんどろさん達も来るしな。

そういう台湾のグッズのひとつに、旗、があって。見た目はよくコンビニの店頭に販促でコンクリ土台に置かれているような、枝付きの旗の、小さいの。

西幽玹歌の公開後に販売になったのか、殤さんの裏面がネタバレで太歳さん、なんだけど。どういうわけか、白ふよさんの裏が赤浪さん。旗を同じ軸の向きで並べようとすると、殤さんの隣が白ふよさんで、太歳さんの隣が赤浪さんになってしまう。

これ、最初は旗をつける向きを製造過程で間違ったのかなー、なんて思っていたんだけど、よくよく考えたら、素晴らしい殤浪仕様に仕上がっているのに気がついて、これを考えた公式のグッズ担当の方の配慮に感動した。

この旗の殤浪、お互いの旗の軸を外側にして並べると、間になんの邪魔もなく、シームレスにふたり並ぶのだった。同じように白ふよさんと太歳さんも、ぴったりとおさまるようになっている。なるほど、夫婦の間を隔てるものは旗の白い軸一本だって許さないよ、というわけですな。確かにこの白い枠があるのとないのとで、かなり並べたときのビジュアルの印象が変わるので、最初から逆張りにしようというアイディアはすごい。

操演といいグッズといい、公式が本当に殤浪／浪殤に優しくてありがたい。サンファングッズの、東離三侠レジャーシートを見たときも、Facebookの木偶様による最後の晩餐パロを見たときも思ったのだけど、このふたり、目線が同じ方を向いていることが多くて。やっぱり、互いが互いを帰る場所とする、憩いの家庭、を築く上で、夫婦が同じベクトルを向いて一緒に歩くって何よりも大事なことでしょう。お互いにばらばらな方を見てたら瓦解する。それが世界中のひと達に聞いて回ったって一般論。

ニュータイプのインタビューで虚淵さんもおっしゃってた、「（殤浪が）道を同じくする」っていうのはまさしくそういうことなんだろうと。それを公式の中の方々も理解して下さったから、同じ視点の夫婦ショットが増えたのかな、って。それは非常に嬉しい。見ていてほっこりする。手をつないで同じ家に帰ってくれ。