殤浪@サンファンドットコム

【Attention!】こちらはBL要素・18禁の内容を含みます。どうぞご注意下さい。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 のキャラクターのカップリング推しの管理人、律による、腐向け二次創作記事中心のブログとなってます。

この髪をほどけるのは

このところ台湾で東離のイベントが行われるたび、霹靂社の操偶師さんによる素敵な操演が見られてきたわけなのだけど。応援上映最後だったという30日にもplurkで心臓痛いほどに萌える太歳×白浪さんの画像の数々を台湾のファンの方々が上げてくださっていた。いっぱいある! しかもYouTubeに動画もあるー! なんて素晴らしいのだろう。

太歳さん(自分の想像だと28才)てやっぱり今の殤さん(三十半ば)に比べると挑戦的、好戦的なところがあるなと思ってて。そういう想像どんぴしゃなドヤ顔で、ですね、白浪さんの肩をぎゅっと抱き寄せて、「この魔剣は俺が手に入れたんだからな、近づく奴は許さねぇぞ。」と言わんばかりのPR。白浪さんはファンみんなの前でそう嫁宣言されたのが照れ臭かったのか、ぴったりと太歳さんに身を寄せて胸に顔を埋め、「やめろ……、恥ずかしい。」って。いや、見ているこちらのほうが照れますって。大丈夫、ふたりがいい仲なのはもう一年前からみんな知っているよ。周囲にバレてないと思っているのはきっと天然印の浪さんだけだ。聆牙はわかってるけど主の為に口を噤んでる。

あとはお写真でいいショットだわこれ、と思ったのは、太歳さんが白浪さんの髪を束ねている黒く長いひもの端を指に引っ掛けているところ。前述の操演の別角度だと思うけど、木偶様ってこんな細かい仕草もこなせるのか。自分の視線よりはるか上に掲げてそういうことができるの、操偶師様の操演技術が本当にすごい。

それがまた、「この髪紐をほどいて簪を引き抜いて、閨で髪を乱すこいつを見たい? いいだろう、やってみな。ただし、俺と勝負して勝てたら、だがな。」

「殤、ファンに向かって竹を投げるのはやめてくれ……。」

そういう挑発的な声が聞こえてきそうな一枚。ああもう、ご馳走様です。台湾のファンの皆様ありがとうございます。おかげで日本にいながらあれこれ妄想を楽しめる。

 

それはそうと「巫謠は俺のもの」宣言の動画、これ現パロでも使えるな。殤さんと太歳兄弟、浪兄弟の現パロの設定で、白浪さんが服飾業界のパーティに読モでありながら招待されて(いいの、ファンタジーだから)、業界のおじさん達に別室に連れ出されそうになるのを、間一髪で救う太歳さん。こいつは俺のもんだから、手ぇ出すなって宣言する。そんなことして、バイトの自分はともかくプロのお前が干されたらどうするって心配して、白浪さんが眠れないほど悩むんだけど、その時は職替えすりゃいいと気にとめない太歳さん。互いを心配するあまりすれ違ったふたりは、口論してしまう。案の定、太歳さんは決まっていた仕事を差し替えられ、それを知った白浪さんは自分を責めて、もらった名刺にあった業界のお偉いさんのところへ直談判しに行くんだ。何をされるかは承知の上で。

はたして、太歳は白浪さんを止められるのか。失われた仕事は戻って来るのか。ふたりは無事に仲直りできるのか。

……大丈夫です。もう脳内ではちゃんとふたり、自宅へ戻ってきて仲直り〇っ〇まで展開されているから。この髪をほどけるのは太歳だけだ、と白浪さんは寝不足も重なってくたくたのどろどろの夢うつつで、自分の橙の髪の先を握って眠る太歳さんの手に、勇気を出して自分の手を重ねて寝るんだ。普段なかなか口に出せないけど、ちゃんと好きなんだよって気持ちの証として。

山あり谷ありの末の、紆余曲折を経ての大団円、ていいですな。そこへ辿り着くまでの試練が大きいほど、得られる幸せもまた大きい。太歳×白浪も、殤浪も、そんな恋物語が似合う。

あれ、でも。価値観の相違で口論になって別行動しましょ、ってなって、お前を鬼にしたくないからひとりで全て引き受けるよ、ってなって、でも最大のピンチに「遅くなってすまねぇ」って駆け付けて颯爽と恋人を助けて、最後は仲直り〇〇Xするって話、どこかで見たな。それってどんな二期だったんだ。あの三つ編みを閨でほどけるのも、きっとこの世でただひとり、旦那様の殤さんだけなんだろうね。