殤浪@サンファンドットコム

【Attention!】こちらはBL要素・18禁の内容を含みます。どうぞご注意下さい。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 のキャラクターのカップリング推しの管理人、律による、腐向け二次創作記事中心のブログとなってます。

物を作り、売るお祭り

木偶様が来るのなら行きたいと思って予定を開けていたワンフェスの日だったけれど、来る来ない以前に東離の展示がないというので、(物販はあるらしい。)のんびりと新しい浪浪のウィッグ作りに勤しんでいた。ニトロさんといえば刀剣のイメージが強かっただけに、刀剣の展示もないというのは意外。他のブースではあったようだけれど。

グッスマさんのワンフェスの情報を見たら、ねんどろいどどーる用の新作靴がいっぱい並んでいたのが可愛かった。いいなぁ靴。靴だけセットでいっぱい売ってくれるって、かなり恵まれた企画なんじゃないだろうか。

うちの改造殤さんは足が大きいので、ねんどろいどどーる用の靴は履けそうもない。その代わり、頭が髪の毛の分重たくても、大きい足のおかげでそれなりに安定して自立してくれる利点はある。ねんどろどーるのちっちゃい足では、殤さんの頭の重量だと自立が難しいんじゃないかと思うのだけど。それはそれで、別に支え棒を使えばいいとはいえ、やっぱり支えなしで立って欲しいという希望もあるわけで。靴を履くとねんどろどーるでも安定するのかな。

ちなみにどれだけ足が大きいかというと、ダイソーのエリーちゃんの靴セットの中にある、茶色のローファーがちょうど良いくらいだった。下駄は辛うじてつっかけて履ける。サンダル類はダメだったのでそれは浪浪に。赤いサンダル履いた浪浪の足の可愛らしいこと。安定感は皆無になるので、履かせて立たせるなら椅子かスタンド必須だけれども。

あまりにも赤いサンダルと足が可愛いので積極的に公表したい。エリーちゃん本当にありがとう。

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ウィッグはもっとシャギー入れてショートになる予定。浪浪のウィッグ作るの三つ目ですが、まったく上達する気配がないのはやっぱりセンスがないせいか。三度目の正直で三つ編みを三本つけたところで力尽きる。服は100均の端切れで自作。椅子はカントリーウッドガーデンさんの1/10の赤い椅子の足をカットしてやすりがけしたら、ちょうど良い椅子が出来上がったもの。開いてるところにチャイナ生地貼った厚紙つけてもいいかも。

殤さんにもお揃いの椅子を買ったら背もたれが高かったので、背もたれを途中で切って瞬間接着剤でつけて、座面から背もたれの高さを3.8センチにしたらフィットする椅子になった。髪型のせいで椅子難民の殤さんもご満悦。

 

市販では売ってない殤さんの靴は、仕方がないので自作を考えている。服に続いて靴も自作かー。中華ファンタジー世界観の、小さい人形向けのお洋服というのは需要がないのか、検索してもほとんど市販品として売っていないので、作るか即売会でディーラーさんから買うか、個人向けに作ってくれる企業へ依頼するかしかない。1/6向けだったら多少あって、一枚買ってみたものの、それではやっぱり大き過ぎるのだった。

チャイナ生地を買ったので、合皮の切れ端を仕入れたらチャイナ靴を作ろうと画策中。何でも初めはうまくいかないもの(三度目だってうまくいかない)ので、試作しながら気長にやろう。

 

 

「帰り、買い物してっていいか? 」

バイトの帰り道、白ふよの撮影が終わるのを待っていた太歳が、珍しくそんな風に切り出した。

「いいよ。どこ行くの? 」

靴屋。」

 

馴染みの靴屋で、ジョギング用の靴を探す太歳を待ちながら、ふと白ふよの心にいたずら心が湧いた。当の太歳は選んだ靴を履いて、店員と話をしながらフロアを歩き回っている。白ふよが座るフィッティング用のベンチシートの床には、太歳の靴が残されていた。

(大きい、な。)

足首がほっそりしていて、骨が細くレディースのラインナップも履ける白ふよとは違い、太歳の足はごつくてやや幅広で、そして標準的な男性よりも大きい。勿論、靴も大きい。閉店間際の店内に、他に誰もいないのを確認すると、白ふよは自分の足を靴から抜いて、そっと太歳の茶色の革靴を履いてみた。ぶかぶかで、まるで子供が父親の靴を戯れに履いているようで、思わずくすり、と笑ってしまう。

「こーら、ふよう。」

くしゃっと頭を撫でられて、飛び上がるとそこにはあきれ顔の太歳が立っていた。いつの間にフィッティングが終わったのだろう。店員も隣にいて、あごに手を当ててくすくすと笑っている。

「まー、気持ちはわかるよ。太歳さんの靴でっかいからねぇ。」

見つかってしまった恥ずかしさで赤くなりながら、白ふよはこくりと頷く。

「足も大きい。」

その大きな足で、冷えた爪先を挟んで温めてくれるのが、冬の同衾のお楽しみなのだ。とはさすがに店員には言えないが。

察したらしい太歳がにやつきながら、「このでかい足はこいつもお気に入りなんですよ」なんて店員に言ったものだから、慌てて靴を返して、太歳の腕を引っ張って会計を促した白ふよなのだった。