母子ともども

刀剣乱舞オンライン、地道な作業ゲーが苦手な為にたまにしか遊べてなかったのだけれど、今度新たに祢々さんの軽装が出るらしく、イベントで小判を貯めなくてはと、にわかに張りきっている。

そういえばpixiv で「みたま」を書いてから、もう一年以上経ってしまったんだな。
祢々さんのヴィジュアルが発表された時、髭が殤さんぽいとも言われていたけれど、全身像を見たら、むしろ浪さんとの共通点が多いのに驚いたんだった。
頭部の、角のような髪飾り。涼しげな目元に、赤いアイライン。顔の長さのわりに短めの、ちょっと上を向いた鼻。耳にピアス。爪にマニキュア。腰からひらひらする、赤系の布の長いシルエット。

ああ、あなたはあのふたりの息子なんだね、って思ったら、あの話がするすると出てきた。ちょうど漢和辞典で祢という字の意味を見ていたのもタイムリーだった。

今度の祢々さんの軽装が、美しい赤い着物なのですよ。ああ、いとおしい。この子、どれだけ母さまが好きなの。男の子ってさ、本当にお母さんが好きだよね。いや勿論、完全なる個人の妄想なのだけどね。
ちょっと暗めの、イラストの方の浪さんが着ている衣装に近い、赤。帯は太歳さんぽい色合い。

大人になった祢々さんから、子供の頃のように服の仕立てをねだられて、
その大きさに悪戦苦闘しながら縫い物してる浪さんもいい。幼少時も一応、浪さんが祢々の服は縫ってたんだけど、不器用だからあまりにもぼろぼろで、見かねた近所のお節介なおばちゃん達が縫い直してやってたんだよ。
まあそんな腕前なので、刺繍とか余計な装飾が出来なくて、非常にシンプルな出来の単の無地の着物になりましたが。祢々さんは大喜びなのだった。
なにせ、お前は黒や灰色、茶のほうが似合うのじゃないか？と首をかしげる両親の意見を押しきって、「母さまと同じ赤がいい！　」と言い張ったのだから。帯だけはせめて若い頃の父親の面影を入れようかと、浪さんはこっそり黒と灰と白の合わさった地の生地で帯を拵えたのだった。

あー、３月のアプデが楽しみ。母さまとお揃いにしてあげるからね、祢々坊。
（あくまでも個人の妄想です。）
いろいろ中止になってへこみもしましたが、ひとつ楽しみができてぷち浮上。推しの喪失を癒すのはやっぱり推し妄想なのね。