牡丹に唐獅子、剣に鳳凰

絵画になりそうな美しい取り合わせの自然物、相性の良いもののたとえを探すとあらわれる、牡丹に唐獅子。梅に鶯、松に鶴、紅葉に鹿、柳に燕、竹に虎（太歳に猫ふよ？　）、そして剣に鳳凰。

すごい、歴史ある大御所カプに混ざっていても全然違和感ない、まさしく絵になる殤浪。5月30日からエアブーで、殤浪プチオンリーが開催されるとのことで、前回のピクトスクエアでのオンリー同様、ご本が買えるのを楽しみにしている。

三期放映が始まってから、pixivで新たに拙作を読んで下さる同志さま方も増え。沼底の住人としてはお仲間増えた！　と非常に嬉しい限りなので、ひとりでも多くの同志さま方にこれを機会に殤浪アンソロや殤浪作家さま方の本をお手にとって欲しい。萌えますし心が潤います。昨今は人気が出る主役キャラには他者に対する高い共感能力があるといいますが、似た者夫婦の殤浪さん達はどちらもそれを兼ね備えた、優しい心の持ち主なので、本編でも二次創作でもお互いを思いやるシーンのひとつひとつにほっこりして癒される、サンファンきっての癒しカプ。たまにはシャーっと喧嘩もするけれど、危機が迫ればすぐ一心同体に戻る、可愛い痴話げんかっぷるでもある。

せっかくのお祭りなので、うちの妄想沼からもなにか引っ張り上げられるものないかなーと思って、2019年11月から始まるこのブログの妄想落書きを漁っていた。メモ帳に保存してみてその数にちょっとびっくり。手慰みみたいなものから、少し書き込んで色のついたものから、細部まで書いたものから。どれだけ妄想しても尽きないのが殤浪の醍醐味といえど、我ながら一年半もよく楽しんできたものだと。

ほとんどが手を加えないとならない材料止まりだけど、中にはそれなりにお皿に盛り付け段階になってるものもあるので、オンリー期間の前後にはpixivに上げられるといいな。玉石混淆、うちみたいな沼の泥団子があるからこそ、よそ様の美味しそうな翡翠餃子がより輝くと信じて。文章力無い恥を忍んで靴を脱ぎ、裸足になろう。

妄想といえば、土曜には東離三期第九話。一期では無生さんが、二期では蠍っちゃんがお弁当を貰って帰った鬼門の話数が、とうとうやって来てしまう。三期が始まった時から、次に九話でお弁当食べるのは浪さんかと怖かったのだけど、べるたーん登場でさすがにこの因縁の種明かしがされるまでは退場はないだろうと、運命の回を前に胸をなで下ろしている。予告をみる限りだとそこまでの尺はない気もするし、退場回だったらもっと違うタイトルがついてる気がするので。タイトル、時空（とき）の旅人、でしたっけ。いやそれはタイムスリップものとしてははるかに大先輩の、逢魔漏ならぬスクールバスで時を越えちゃう四十年近く前の作品。

機械伯爵だったり時空の旅人だったり、今回のタイトルって狙ってつけてるんだろうかたまたまなんだろうか。

はたして、タイムストレンジャー殤さんが出会う人物とは。時の辻神とは。

天刑剣らしきものが出ているという話なので、てっきり丹輝さんかと思ったんですが。

あれ、丹家の始祖はまだ公式名が出てなかったか。自分の妄想の中では、子孫に受け継がれた必殺技名から、二百年前に大活躍していた丹輝さんと、マブダチの流浪人太歳さんの、魔神討伐記が勝手に出来上がってるんですが。丹輝さん痺れる程かっこよかったな。特に田中敦子さんを、槐嚴將軍達と協力して祠に封印するあたり。

時空の旅人の主題歌を聞き直したら、これまた殤浪妄想にぴったりな名曲で。オタクはなんでも自カプに当てはめるものだけど、掛け値なしにめちゃくちゃあってる。

現パロで、どこか懐かしい匂いのする男と再会する浪さん。出会った瞬間に、ずっと本当の愛を抱いてきたのはこのひとだと確信する。

浪さんはかつて殤さんの側にいて、命を落とした。

失うのは怖い、と、現世でも無意識に浪さんを遠ざけようとする殤さん。

失うかもしれないけれど、時を越えて再び出会えるから、泣いたり後悔する必要はない。離れていかないで。もっとそばにいて、もう一度口づけて、と。

変わらない願いを込めて歌われる浪さんの歌は、時を越えて、殤さんの心に響くのだった。